温泉・温泉、こんなときは温泉だよね
玉川温泉 秋田県
玉川温泉は十和田八幡平国立公園内にある湯治場として発展した温泉地です。。
十和田八幡平国立公園に指定される八幡平は、岩手と秋田の県境に広がる雄大な自然スポットです。
園内には原生林が広がり、新緑や紅葉の景色が素晴らしく、冬はスキー天国として多くの人が訪れます。
近くには紅葉祭りで有名な抱き返り渓谷があります。
玉川温泉は八幡平の西方にある泥火山・焼山の海抜約740mに位置し、道中にある毛せん峠付近は、ガンコウランやコケモモ、ハイマツ等の緑が満ちあふれ、山頂付近の荒涼とした火山地形とは対照的です。
焼山山麓に足を踏み入れると、硫黄臭に包まれ、岩肌に小さな露天風呂が点在するのが見えます。
1680年に発見された当初は硫黄採掘場として開発されていたそうですが、明治時代になって湯治場として発展しました。
宿は一軒宿で他の温泉地や観光地と異なり、療養と静養を目的とした湯治宿になっています。
ラジウムを大量に含んだ泉質は、昔からガンや皮膚病をはじめ万病に効くといわれ、今も療養のために長く湯治に来る客が絶えることはありません。
真剣に自らの病と向き合う人々の信頼と期待を集める、効能あらたかな名湯です。
ダイナミックな大自然の中、本気で身体を癒したい人にぜひおすすめしたい温泉です。
泉質:塩化物泉
効能:慢性皮膚病、糖尿病、痛風、神経痛など
特徴:泥火山が生む強酸性の湯が特徴の温泉。泉温約98度、1ヵ所からの温泉湧出量が毎分約9,000リットル、そして温泉水の水素イオン濃度が1.2と、日本でもトップクラスの湯量と強酸性を誇る。
PH1.2といえば胃液よりも強い酸性。湯舟に浸かると肌がピリピリとするほどで、石鹸も泡立たない。
温泉・温泉、こんなときは温泉だよね
玉川温泉(秋田県)で岩盤浴ができる!
秋田県の湯治で有名な玉川温泉。
この土地は世界でたった2か所でしか採取できない
特別天然記念物「北投石」というラジウムを放射をする石を産出します。
(もう1か所はオーストラリアのバドガシュタイン鉱石です)
玉川温泉では天然の「岩盤浴」ができるんです!
温泉地内の自然研究路脇に地熱のある岩場があり、
そこがまさに天然の岩盤浴場。
蒸気を噴く岩肌の岩盤にゴザやバスタオルを敷きごろりと横になると、
天然の岩盤の地熱と「北投石」が放射するラジウムが身体をほくほくと温めてくれるのです。
北投石が放射するラジウムは医療でも注目されています。
温泉や土壌、岩盤から発生する微量のラジウムが、
体が本来持っている自然治癒力を刺激・活性化するのです。
この効果は「ホルミシス効果」と呼ばれ、テレビなどでも報道されたので
耳にしたこともあると思います。
このため玉川温泉は古くから「難病を治す」とされ、
東北大学医学部や岩手大学、弘前大学などにおいて盛んに研究され、
医学的効果は多くの学者によって数々の詳細な臨床的研究が行われてきました。
このほかにも岩盤からの遠赤外線とマイナスイオンが
体の新陳代謝を高め、デトックスや美肌に効果があります。
都会のあちこちで流行っている岩盤浴の元祖ですね。